近年、世間では晩婚化が囁かれるようになり、若者の結婚感も昔と比べてかなり変わってきていますね。

皆さん結婚に関してどのようなお考えをお持ちでしょうか??
獣医さんは卒業後も出会いが豊富??結婚が遅い??お金は??結婚相手に選ぶべき人とは?

今回のコラムは、獣医師として臨床医、研究者、個人事業主、パパと4つの分野でご活躍されている長谷川諒先生にお話しを伺ってみました。

・臨床医と結婚時期

臨床医は卒業後どれくらいで結婚するのでしょうか?

一般的に獣医師は、結婚年齢が遅い傾向にあると言われています。
獣医学科は大学に通う年数が6年間と長く、現役で合格しスムーズに卒業し国家試験に合格したとしても24歳、浪人や留年をしてしまうと卒業する頃には20代後半ということもあります。

このように社会に出るまでに年数がかかるということも結婚年齢に影響しているようですがそのほかにも要因があるようです。

<<忙しい>>

卒業して臨床医として働くようになると、とにかく時間がありません…。
動物の命を扱うという大変な仕事なので、結婚適齢期と言われる20代、30代にかけて全力で仕事に打ち込み、自分のプライベートに割いている時間がなくなってしまいます。

出勤日は朝から夜までと拘束時間が長く、休日も不定期。
その休日も勉強やセミナーなどに充てることがあるため、経験年数を重ねてある程度慣れてくるまでは多忙を極めます。その結果…

<<出会いがない>>

動物病院に勤務している臨床医は出会いの場があまりありません。
動物病院内は超閉鎖的な上、プライベートな時間がなかなか取れないので外に出会いを求めることもできません。
また、夜間勤務など特殊な勤務形態であれば、一般的な勤務時間の異性と時間が合わず、飲み会や出かけるなどの出会うきっかけすらつかめないことも多いです。

臨床医と結婚相手

では獣医師は一体どんな人と出会い結婚することが多いのでしょうか?

こればかりは個人の問題なので本当に様々かなと思いますが、よくあるパターンというのも存在します。
先にもあったように私たち獣医師は獣医学科に6年間通わなければならず、他の大学生と比べて長く在学することになります。
また、地方の大学の場合は大半の学生が一人暮らしとなり、学科の特性としてやや閉鎖的なので必然的に学内恋愛が多くなります。
そういった中で獣医学生同士のカップルが生まれ、卒業し、そのまま結婚する。
「獣医師同士の結婚」というのがよくあるパターンです。 

その一方で周りを見ると…
同級生や先輩・後輩、同じ病院の看護師、全くの他業種の方、中には飼い主さんと、、、など様々な出会い、結婚があります。

私たち獣医師が特殊な職業ということもあり、ある程度勤務形態や仕事内容に理解があるパートナーであることの方が長続きの秘訣かもしれませんね。

臨床医と育児・家族

土・日曜日、祝日、お盆、クリスマス、正月。

世間がどうであれ私たちの仕事には一切関係ありません。むしろ逆にこういった世間が賑わう時にこそ忙しくなるのが動物病院です。
こうなると恋人や家族と休日が合わない、予定をドタキャンなど日常茶飯事で最たる例では子供の出産に立ち会えなかった先生さえいらっしゃいます。

また、お子さんがいらっしゃる家庭であれば子供の入学式や運動会などのイベントも休みがもらえず参加できないこともしばしばで、家族との時間が取れないことの蓄積が結婚生活自体に影響することもあります。

自分の場合は、プライベートな家族との時間に理解がある病院であったので出産の際に臨時に休むことができたり、子供の行事などで有給を取ることができました。
パートナーの理解も大切ですが、勤務している獣医師のことだけではなくその家族のことまで考えてくれる病院であるということも病院選びをする上で大事なポイントですね!

ちなみに長谷川は…

 私、長谷川はというと、卒業後1年(当時25歳)で学生時代からの付き合っていた他学科の同級生と結婚しました。
彼女は卒業後、獣医業界とも関わりが深い動物の保険会社で働いていたこともあり、私の仕事内容や特殊な勤務形態にも理解があったので結婚生活においてそのあたりはスムーズでした。
そして卒業後2年(当時26歳)で第一子が誕生し、現在も育児奮闘中です。

周りと比べても自分は卒業してから結婚、出産の時期は早かったかなと思いますが、年齢を重ねてから臨床医をやりつつ結婚、育児を行うことを考えるとまだ若くて余力が残っているうちに大変な時期を乗り越えた方が良かったと考えています。正直、自分は若さがないと今のこの生活は保たないかなと思います。

一方で費用の面では厳しい面もあり、経験年数が少ないうちはどうしても年収もそこまで多くありません。結婚するにも何かとお金はかかりますし、出産・育児ともなればかかる費用はかなりのものです。自分の場合は突っ走ってきましたが、そういった側面から考えるとある程度収入に余裕ができてから落ち着いて結婚や出産・育児について考えていくのも良いですね。

自分の経験が少しでも人生の岐路にいる獣医師、学生のためになれば幸いです。

皆さん、いかがでしたか?まとめると…

・獣医師は結婚が遅くなりがち
 →そもそも卒業が遅い、仕事が忙しく、出会いもない
・学生時代から付き合いはじめて結婚がよくあるパターン
・勤務形態や仕事内容に理解がある人を選ぶのが吉
・家族のことも考えてくれる病院選びも大事

どうやら獣医師の現実はかなりシビアなようですね、、、
学生のうちに理解のある恋人を見つけておくべきかもしれませんね!!(笑)
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!!