馬の獣医師、最後になります第3回目のコラムは、引き続き現JRAの獣医師であるOさんがJRAでの実際の就職について実体験をもとにお話して頂きました!

 

 

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第3回 ー JRA獣医師の就職 ー

 今回の連載コラムを見ている方は、特にJRAの就活について聞きたいという人が多いと思います。
JRAの獣医職の概要は上述した限りですが、実際に私が体験した就活に関して話したいと思います。


 まず、JRAの獣医職に採用されるには ” ツテ ” や ” コネ ” が必要なのかどうかについて、私の考えを述べたいと思います。
私は、大学入学時には全く馬に興味もなく馬臨床に進もうとも思っておらず、馬術部にも入りませんでした。よく就活していて聞くのが、” JRAはツテがなければ入ることは難しい ” ということです。しかし、私は全くそうは思いません。なぜなら、私はツテもコネもなかったからです。
私の実家は米農家ですし、親戚で獣医師になっている人もいなければ馬関係で仕事をしている人もいません。” ツテ ” や ” コネ ” というのは必要ではなく、就職活動をする上で、その企業の特性や就職試験に関して情報を収集することが必要になるのではないかと思います。
そういった意味での ” ツテ ” や ” コネ ” が必要と噂されているのかもしれないですが、それに関して言えば自分の努力や勇気でどうにかなるものなのだと思います。 就活する上で、情報を収集する姿勢が必要になるのはどこの企業でも同じなのです。獣医学生の就活にとっては、あまり重要視されない部分かもしれないので、そのようにに言われているのかもしれません。
しかし、大手企業によっては学歴が重要になったり、研究室のOBやOGの方が直接採用活動をしに研究室に来たりなどがあると聞きます。そういった意味では、少なくともJRAの獣医職に関して言えば全くそのようなことはありませんでした。

 次によく聞かれることとして、実習へ行った方が良いかどうかです。

はっきり言いますと、実習へは行った方が良いです。

それは、” ツテ ” や ” コネ ” を作るためというよりは、自分自身のためです。よくあるのは、就職後に職場が自分が思っていた環境と違った、ということです。その点については、前回のコラムでも述べさせて頂いたのですが、獣医業界には比較的簡単に行動に移すことができる ” 実習 ” という制度があるのでそれを利用する手はないと考えています。
自分に合った職場かどうかを判断するためにも、気になっている、あるいは就職を考えている企業に一度でも実習へ行った方が良いと思います。
私自身、JRAの実習には2度参加させて頂きました。中にはもっと多く実習に行った方もいれば、一度も行ったことがないという職員の方もいるかと思います。採用活動の上では、その学生が実習に来た際にどういう学生だったのかを手掛かりにすることはあると思いますが、絶対ではありませんし、実習に行ったからといって良い印象を残せるかはまた別の話です。
就活する上でどちらが有利か不利かは断言することは出来ませんが、自分にとっては間違いなく実習に参加する方がその職場の雰囲気や労働環境を知る事が出来るため行けるのであれば行くべきだと私は思います。


 最後に、獣医学生は実習やインターンなどを活用して、低学年から様々な研修先を経験することにより職種の視野が広がるので、十分に活用するべきだと思います。
特に馬業界への就活では、企業や牧場のホームページやリクルートサイトにアクセスして、機会を模索することが大事だと思います。私自身、それに気がつくのが遅かったため、就活する上で ” これはどうなんだろう ” 他の選択肢と比べてなぜこっちを選んだんだろう ” という場面があり、明確に答えることが難しい時期がありました。

そういったことから開放されるためにも、経験を積むという意味で実習に参加することは非常に有意義だと思います。

待遇や労働環境に関しても実習をする事で理解しやすいと思います。また、実習に行き就活期間について質問することで、併願出来る企業なのかどうかを把握する事ができます。未知な部分が多いからこそ、実習へ行く意義が非常に大きくなるため、一度でも実習に参加する事をお勧めします。
JRA入会試験必勝法なるものは存在しませんが、これから入会を目指して尽力される獣医学生の皆様にお力になれることは何でもさせて頂きたいと考えています。
もっと詳しく JRA入会に関して、詳しく知りたい方は、info@vnavi.netまでご連絡いただけると、お時間いただくと思いますが可能な限りお応えさせて頂きたいと思います。

最後まで読んでいただき有難う御座いました!(^_^) 

いかがでしたでしょうか。JRAを目指している学生さんの参考になれば幸いです。
今回で ” 馬の獣医師 ” のコラムは最終回となります。O先生、長い間ありがとうございました!

次回は、獣医学生にとって学生生活に大きく影響する研究室選びについて現役獣医師、現役学生の座談を交えてお伝えしていきます。お楽しみに!

画像提供:ヴェルサイユファーム(http://versailles-farm.com